2014/10/28

「もしも建築が話せたら」


ご招待を頂いただき、観てきました。東京デザイナーズウイーク特別上映作品。

「もしも建築が話せたら」

さすがのヴィム・ベンダース。
当然、建築関係者製作のフィルムではなく、空間を使う側・映像を作る側の目線で撮られたドキュメント。

最近業界傾向で、「ユーザーに分かりやすく訴える」が、「なんでも数値化」に置き換わっているように感じます。
建築は本々、構造計算で組み立てられた力学分野を一つの基軸とした、数値の世界です。
近年では、環境等も数値化・体系化されています。もちろん、技術・学術的には、一つの指標として重要です。
ですが、構造以外、空間での様々な数値化は、あくまで「目安」と私は考えます。

空気がこもっていると感じたら「窓を開ける」。
今朝は少し冷えるなと思ったら、一枚余分に羽織る。
当たり前の行動を、建築の技術でコントロールしすぎるのは、如何なものでしょう。
(ハンディキャップのある方々のための空間や、うん十年前に建築されたモノは別です。)

最終的な「空間の心地よさ」は「人の感性」でしか、受けとめる事が出来ない。と、改めて思いました。
昨今の建築業界よりも、ベンダース監督の方が建築をより深く感じているように観えました。



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2014/10/24

秋めいてきました

気づけば、今年も10月がそろそろ終わりそうです。

「夏休みを利用した工事」、公共施設で設計監理に携わっています。
10末はその工事の追いこみというか、各部局の検査調整が続いています。

設計のプロダクト・マネージャーにお世話になりながら、バタバタな連続なうえに、別商業プロジェクトの締め切りも来週。

季節の移り変わりを見逃しそうです。

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2014/10/22

ノッティングヒルの本屋

旧車をモチーフに、40の手習い的なスケッチを少ずつ重ねています。
「クルマのカタチ」は建築の捉え方と全く異なるので、車単体ばかり描き続けいます。

そろそろ一枚、「道にあるクルマ」を描いてみました。
やはり、背景の方が、私には描きやすかったようで・・・

背景が入ると、より「ヒストリックな雰囲気を纏い」ます。

ネットで見付けた写真を基にしましたが、どうやら映画「ノッティングヒルの恋人」の舞台になった本屋のようです。後から人に教えてもらいました。


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2014/10/16

照明打合せ

店舗デザインのプロジェクト。
照明だけで打合せ二時間。
集中した分、脱力感も大きい。


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2014/10/09

外観と内部空間のデザインはつながっています


「ゆるやか」で「活発」なコミュニケーションを、住宅のコンセプトとしてゾーニング。その「一つでもあり、二つでもあるゾーニング」をファサードで表現。

内部空間から、外観をデザインしています。

外壁の「ガルバリウム鋼板」と、住まいへの入口「木製ドア」のコントラストで、豊かな表情になりました。

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2014/10/01

一万時間の法則


「一万時間」その事を続けると、〝本物〟になる法則があるそうです。

空間デザインの業務の中で、イメージが伝わる程度の「スケッチ」は描いていましたが、CGが主流になった昨今、「手書きのパース」を描くことは、私は殆ど無くなりました。

一万時間は、10年で一日3時間。

さすがに毎日3時間はとれませんので、その倍くらいのペースで・・・
シゴトのスケッチでなく、この「描く行為」20年後くらいには〝本物〟になっているか否か。

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