新年早々のリフォーム工事案件がまとまりました。
御高齢の御夫婦のお住まい、水回りの老朽化に伴う改修に、バリアフリー要素を付加。
元々は街の電気店でのリフォームを検討されていましたが、設備機器を新しくするだけの工事だったようです。
結果的に、交換を予定していた設備機器にはまだ充分使えるものもあり、交換機器数は少なくなりました。その分、段差解消・手摺の設置、暖房機器の追加などの「身体にやさしい」建築的な要素を増やしています。
機器が新しくなれば気分は良くなるのでしょうが、本来の心地良さは、その御家庭ににあった空間を創る事です。
立ち位置は、住まい手。そのため、どのポイントを押えるべきかが、設計ノウハウ。
そしてもう一つ重要なのが、設計と優良工務店との連携です。
連携することで、かなり「つっこんで」コストバランスを安値ベースで提案出来る事と、現時点での課題は、納期。
消費税駆け込みで、本年度内の建築業界は、異常な状況にあります。職人も殆どが新たに確保するのは難しく、そろそろ消費税UP前契約は最後のタイミング。
協力してくれたのはよく知る老舗の工務店。地域に根差して、現在は3代目。設計の意図もよく理解してくれています。
おかしな業界状況でありますが、住まい手立ち位置のリフォーム提案が要望納期でまとまり、設計者として一安心です。
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