こんにちは。アトリエアイズ代表・管理建築士の今井博康です。 古民家改修・文化財保全に携わってきた建築士の視点から、本連載では古民家建築の本質を解説していきます。
本記事は全十回連載の第5回。今回は、特にニーズの高い「店舗活用」の視点から、プロが行うシビアな設計判断と、昨今の「DIY」との向き合い方についてお話しします。
「商空間」として活かすための設計判断
古民家をカフェや店舗として再生する場合、住宅とは異なる「経営的視点」での仕分けが必要になります。
残す:ブランド価値としての「古」 店舗において、古民家特有の太い梁や経年変化した壁は、広告費では買えない最強の「集客装置」です。これらは最大限に活かし、空間の主役に据えます。
直す:お客様の「安全」と「法規」 店舗利用の場合、住宅以上に厳格な耐震基準や消防法、用途変更のハードルがあります。ここを曖昧にすると、事業継続そのものが危うくなります。ここは「見えない部分」ですが、プロとして絶対に譲れない「直し」のポイントです。
変える:収益を生むための「現代的機能」 厨房のオペレーション効率、客席の快適な温度帯、清潔感のある水回り。ここを「昔のまま」にしてしまうと、リピーターはつきません。ビジネスとして成功させるために、内部には徹底して現代の機能を「挿入」します。

DIYとの向き合い方 ― 「やっていいこと」の境界線
最近では、コストダウンや「味」を出すためにDIYを希望されるオーナーも増えています。私はDIYそのものを否定しません。むしろ、オーナー自身が壁を塗ったり床を張ったりすることは、建物への愛着を生み、店に独特の血を通わせる「良質な行為」だと考えています。
しかし、建築士として明確に線を引くべき場所があります。
DIYで「やってはいけない」こと 構造に関わる柱や梁の切断、電気の配線、雨漏りに直結する屋根まわり、そして耐震補強。これらは、技能と責任が伴うプロの領域です。ここを素人判断で触ることは、建物の寿命を縮めるだけでなく、命に関わるリスクを孕みます。
DIYで「やるべき」こと 塗装、左官、タイル貼り、庭づくり。建物の「表情」に関わる部分は、DIYの不均一さがかえって古民家の魅力と共鳴します。プロが「安全な骨格」を造り、オーナーが「彩り」を添える。この役割分担こそが、今の時代の古民家再生のひとつの解かもしれません。
判断の基準は「物語」が続くかどうか
どの部材を残し、どこまでDIYに任せるのか。その判断基準は、**「その建物で商う物語が、健全に続くかどうか」**にあります。
無理な保存で経営を圧迫せず、安易な改修で文化を壊さない。
アトリエアイズが店舗設計で大切にしているのは、文化財保全で培った「建物の芯」を見抜く力で、ビジネスの土台となる確かな安全性を担保すること。その上で、オーナーの想いが乗る「余白」を設計することです。
古民家を店舗として「活かす」判断には、プロにしかできない「骨格の構築」、自分たちで手を入れる「思い入れのある仕上げ」、そして、それら様々な「境界線を正しく引く」こと。その緩やかな調和を設計することが、成功する古民家活用です。
この連載では引き続き、古民家という建築を通して見えてくる設計の本質を、アトリエアイズ独自の視点から紐解いていきます。
その6につづく・・・古民家改修で最も多い3つの間違いから学ぶ現代和風 ― 「映え」と「和風」の罠 ―
「鎌倉でおすすめの古民家改修とは?」
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『リピート率100%・かながわオンリーワンの設計事務所』
一級建築士事務所(有)アトリエアイズは、神奈川県でオンリーワンの建築士事務所
川崎市・横浜市・鎌倉市に拠点があり、多彩な実績と専門性で、日々の暮らしとまちづくりを支えています。
地域密着でありながら、広域展開の実績も豊富な実績があり
古:文化財古民家再生継承~今:ヒアリング×クリエイティブ~未来:持続可能・環境配慮設計に取組んでいます
❶ 多彩な実績:2坪の店舗から13,000㎡を超える大型複合施設設計
❷ 多才な専門性:商業・店舗・福祉・住宅系・公共施設・文化財古民家再生等からCI・店舗ロゴまで
❸ 多細な風土アプローチ:日本各地(20都府県以上)、風土地域を読み解く創作
❹ 多采な貢献:持続可能性建築、地域域貢献イベント主催等、多様なSDGs・CSRの取組み
❺ 多咲なスキル・メソッド:カラーセラピー・木育・福祉コーディネート・文化財ドクター
2坪のインテリアデザインから13,000㎡を超える大型プロジェクト
ジャンル用途は、テナントビル・物販・飲食・美容・ジム・アミューズメント・オフィス・保育園・老人ホーム・学校・公共施設・住宅・文化財古民家再生ほか多数
鉄筋コンクリート造・鉄骨造・在来木造・耐火木造、幅広い構造の選択肢
青森・秋田・岩手・山形・宮城・新潟・茨木・埼玉・東京・千葉・神奈川・長野・富山・石川・大阪・兵庫・岡山
様々な規模・多くの用途・実績エリアの広さ等、他の設計事務所にはない、多様な実績があります
持続可能・環境配慮設計にもいち早く、川崎SDGsゴールドパートナーは建築設計事務所では初期の登録
「木育」をテーマとした地域貢献イベント主催、他事務所にはないSDGs・CSR活動も積極的に取組んでいます
加えて、スタッフ全員カラーセラピスト
そしてそれぞれ、木育インストラクター・福祉住環境コーディネーター・ヘリテージマネージャー・神奈川県文化財ドクター等の資格を保有
クライアント・地域・利用者・居住者に寄り添うスキルとメソッドがあります
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安心のコミュニケーション建築をデザイン
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