先達て、川崎市宮前区100人カイギに登壇させていただきました。
「100人カイギ」は、街で働く100人を起点に人と人とをゆるやかにつなぎ、都市のあり方や価値の再発見を目的とするコミュニティ。
・毎回、身近で面白い活動をしている5名のゲストの話を聞く
・ゲストが100名に達したら解散する
100人100様の生き方に触れることで、いつもの景色が少し違って見えてきます。
(100人カイギ、HPより抜粋)
「終わりのあるコミュニティ」という形態が興味深く、参加させていただきました。
誤解を恐れずに言えば・・・地域だけでなく、各種団体含め「コミュニティ」や「〇〇委員会・同好会」等、人の集まりは、やもすると「コア・メンバーの為の集まり・活動」になる傾向があります。地域や業界等の旗を振っていても、活動・評価の実態は、開かれず内向きになりがち。
建築をデザインする立ち位置として、コミュニティそのものデザインと、コミュニティ空間のデザインは、根本的に違うと考えています。コミュニティそのものデザインは、多様な価値観を内在するように見えても、内向きでどこか排他的にならざるを得ません。
しかし、空間はコミュニケーションのきっかけづくり・礎・背景。コミュニケーションそのものは、もっと各人が自由であってよいように思います。
ですので、「終わりがある」というのは、その偏りに陥りづらい、健全な「開かれたコミュニティ」の一つのカタチに見えます。
今回の参加は、私自身、宮前区在住50年、アトリエアイズ20期という節目の年。さらに、今年は区内で宮崎小学校の外壁改修・土橋保育園の新築のお引渡しがあり、何某かのご縁が繋がったようでもありました。
前段に川崎市100人カイギがあり、宮前区はそこから派生したそうで、多摩区でも開催、今後は中原区・麻生区でも開催されるそうです。
川崎市多摩区100人カイギは、弊社設計のGINZAFORESTのテナント「白いハコ」で開催されています。世の中、色々なつながりがあるように思います。
スライドの写真左下、オレンジ色の壁のフロアです。
仕事~建築設計の話だけでなく、地域とパーソナルな部分も・・・とのことでしたので、仕事上ではあまりなかった「プレゼンに自身のこれまでの振り返りを落しこむ」アプローチにもなりました。
少々、モリモリ詰め込みな内容になりましたが、それなりに宮前区に長く居住していたこと、建築設計という職業柄、街・人との関わりについては、仕事の本丸でもありますので、両翼は一体でした。