2015/08/31

夏の記憶 その2 村野籐吾設計/日生劇場



村野籐吾設計、日比谷にある日生劇場

ホワイエの天井造作写真その2。

幾何学的な構成のホワイエ、圧倒的な迫力。

「角ばった幾何学の積み重ね」は、来場者の期待感に緊張感を纏わせるのが、
村野籐吾の意図のようにも感じます。

客席の意匠は、幾何学とはほぼ真逆。まるで、海底・洞窟のような印象。
「自然界の曲線」をモチーフにしているようです。

意匠の展開により、来場したての緊張感が、
一瞬で観賞・観劇の「わくわく」へ誘われました。

名建築の話なると、造形や造作等、テクニカルな方面が多く見受けられます。
しかし「使う人の気持ちへの空間造作」を、特に意識して歩きます。
巨匠の秀でた構成力しかり、時代ならではもあり、それは普遍でもあります。

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2015/08/23

夏の記憶 その1 村野籐吾設計/日生劇場


村野籐吾設計、日比谷にある日生劇場

クラシックやオペラ等が主な演目で、その方面の造詣に疎い小生は内見する機会を逸しておりました。
今夏実現しましたのは、子供が持ち帰った一枚のチラシ「子供向けクラシックコンサート」に、親が飛びきました。

幾何学的な構成のホワイエから、ゆるやかな曲線を纏う導線を経て、幻想的な劇場へ空間が紡がれておりました。

後日、目黒美術館で開催中の「村野籐吾の建築ー模型が語る豊饒な世界」を観賞しましたが、
模型がいくらたくさん並んでいても、一つの「本物の空間」が語る迫力には敵いません。

家族サービスを名目に、日生劇場には来夏も行く予定でおります。

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2015/08/12

「打設・墨出し」の夏


盆前に一区切りつけたいのは、夏季をまたぐ現場は尚更であります。
改修工事、コンクリートを打設して、墨出しの山場を超える工事工程。
こちらもそれに対応する為、汗だくで墨の立会確認。
昨年に引き続き、仲間内では「夏の風物詩」と呼ばれております。

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2015/08/08

今夏の思い出は薄くても


今夏のお休みはほぼなし。
まとまって出かけられない、諸般の事情があったりましす。

その分シゴトでは、学校改修で現場確認やら、ボリュームある実施検討等、
「まとまった」時間に取組む予定です・。

創業当時、お仕事させて頂いた企業さんから、一回りして再び依頼を頂いたり。
2年目になる、学校改修の現場監理だったり。
シゴトをしながら「創業からの13年」を振り替える夏になりそうです。

電話も少ないでしょうから、ガツガツせず、「ゆったりとシゴト」になりそう。
それはそれで、良い時間かも。

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2015/08/06

耐震補強に樹脂

先達て、市庁舎の耐震補強工事施工現場の見学会がありました。
この工事は建物を使用しながらの補強施工を行っている現場でした。

補強鉄骨と建物の緊結は一般的にアンカーを既存に打ち込みます。

この建物は通常通り利用されながら工事の為、
大きな騒音・振動を極力減らせるエポキシ樹脂。

鉄筋やら型枠やらの手間が減り工期も短縮。
部材が少ない分、現場もすっきり。おさまりもシンプルに見えます。

「樹脂」であるエポキシの建築での活用範囲が
随分と大掛かりな範囲まで広がっています。

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