村野籐吾設計、日比谷にある日生劇場。
ホワイエの天井造作写真その2。
幾何学的な構成のホワイエ、圧倒的な迫力。
「角ばった幾何学の積み重ね」は、来場者の期待感に緊張感を纏わせるのが、
村野籐吾の意図のようにも感じます。
客席の意匠は、幾何学とはほぼ真逆。まるで、海底・洞窟のような印象。
「自然界の曲線」をモチーフにしているようです。
意匠の展開により、来場したての緊張感が、
一瞬で観賞・観劇の「わくわく」へ誘われました。
名建築の話なると、造形や造作等、テクニカルな方面が多く見受けられます。
しかし「使う人の気持ちへの空間造作」を、特に意識して歩きます。
巨匠の秀でた構成力しかり、時代ならではもあり、それは普遍でもあります。
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