自宅のリビングにある小さな窓から月が見える。
小5の長男が見つけて、うれしそうにしている。
日本には「自然をめでる文化」がある。
自宅の意匠は、和風ではないけれど「文化」を設計に取り入れた。
最近、効率化やカタチばかりが持てはやされる。震災以降・・・という向きは当然あるが、「売る為の理屈」としての、省エネやカタチを伴わないキャッチの氾濫は、それ以前からあった。残念ながら大手だけでなく、建築家業界にも散見された。
「意義」や「専門知識」の連呼は「瞬間」に訴求する為のコピーである。実際、環境対策への「気持ち」は意義・知識だけでは継続していない。
「自然をめでる」気持ちがあれば、自ずと自然環境は良好であってほしいと思うはず。
そんな機会の積み重ねが、意識・行動の継続になる。
日本にはそんな文化がもともとあった。
震災以降のパラダイムシフトは、そんな価値観の復権であってほしい。
アトリエ アイズ WEB
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