一級建築士事務所(有)アトリエアイズ 代表・管理建築士の今井博康です。
こちらは、現在弊社で手掛けている高齢者福祉施設の浴室イメージです。
高齢者福祉施設の浴室設計は、利用者が安全かつ快適に入浴できるように配慮される必要があります。他の施設とは、大きく異なる配慮が必須です。
バリアフリーであること
浴室は車椅子や歩行器を使用する人々にも容易にアクセスできるように設計されるべきです。段差のない入口や広々としたスペースが必要です。
手すりの配置
入浴や移動中に安定感を提供するために、壁や浴槽周りに取り付ける手すりが重要です。手すりは耐荷重性があり、適切な高さと位置に、配慮した形状で設計します。
滑りずらい床
浴室の床は、湿った状態でも滑りにくい素材。また、床が冷えないよう、水はけがよく、薄い水たまりができないような構造で収めます。
座浴機能
体力の低い利用者が安全に入浴できるように、浴槽には座浴機能や浴槽内に座るためのスペースが設けられることが望ましいです。
温水調節
入浴中に急激な温度変化が起こらないように、温水の調節が容易で、安全な温度範囲内で行えるシステムが必要です。
その他、充分な照度や、緊急対応装置、プライバシーを保護し、個々の利用者が安心して入浴できるような環境を整えます。
そして・・・穏やかで過ごせるデザイン性は、本当に重要です。
これは、温浴系施設を含めた、商業系デザインのノウハウを豊富に持つ弊社ならではです。
高齢者福祉施設の浴室設計は、高齢者の安全と快適さを最優先に考える必要があります。地域の建築基準や高齢者の介護に関する法規制に準拠しつつ、利用者のニーズに合った設計が求められます。
アトリエアイズ・デザイン・ワークス
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