2010/05/06

横須賀美術館



GWは、仕事や仕事っぽい用事だったりで、子供等には申し訳ないなぁと思いつつ、それならジジ・ババに遊んでもらおうと、実家の横須賀へ避難(?)。
とは言いつつも、1日は終日休みで、ドライブがてら観音崎周辺へ。その流れで、山本理顕氏設計の横須賀美術館へも。

低層で、緑の中に白・ガラスの軽快な印象の建築。
表層はガラス、内側は鉄板で包まれていてる「ダブルスキン」。軽快なイメージに見える、ガラスは塩害対策の為でも。
建築系の雑誌でダブルスキンについては、随分と取り上げられていたので、構造部分は私的な勉強の範疇で。。。。
おそらく、訪れた人が「楽しみを体感」するのは、「美術品」と「斜面敷地を活用した設計」と、もう一つ。


展示室は地下、地上部は共用スペース。

山の斜面をうまくコントロールした設計で、美術館の屋上は、裏山の広場と地続き。

裏山の足元には別棟のライブラリがあるのに、建物のボリューム感が希薄で、その先に見える東京湾との連続性が心地良い関係性にあります。
建物の存在感を打ち消しすぎていないバランスがたくみ。

ここへいたるまでにも、ブリッジを渡り・・・回り階段やシースルーEVで、ダブルスキンの「隙間」を覗き込みながら上り・・・ガラス張り展望台を抜け・・・屋上・・・・もう1回ブリッジを渡り・・・裏山広場へと、「回遊するしかけ」が設計されていました。

公共・集客施設の「回遊する楽しみ」は、「子供の素直な反応」にも本当によく現れます。立体的な場面の展開に、子供たちはうれしそうでした。
下手な大人の薀蓄よりも、この素直な反応は、設計でとても大切な部分。


さて、それとこの美術館の「もう一つ」の魅力は・・・・

地元・横須賀では、「レストラン」の評判がすこぶる良い。(^_^)
とのコトで、ランチはそこでと相成っておりました。

普段から、予約をしないと、とんでもなく待たされるらしく、GW中は更に。
地の魚・野菜をつかった料理が、評判どおりでした(^0^)。
魚が旨いのは予想がついたのですが(実家ですので)、地の野菜の旨さは思いがけずで、評判はあなどれず。

横須賀美術館・・・・http://www.yokosuka-moa.jp/

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