2010/11/13

南面にある【小さい窓】の効果




道路と敷地地盤には1mの段差がありました。

建築基準法上、道路に面する駐車場は「地下階」、その上のバルコニーは「1階」です。

1階リビングは、フルオープンのサッシ。南に面し、道路より2.4m上にあるので、日がよく入り、とても明るく暖かい部屋です。

フルオープン・サッシのスグ上にある、4つの小さい窓。リビングの高天井部分にあたります。
窓自体は、少し近づかないと部屋からは見えませんが、高天井部分の「明かりとり」にかなりの効果があります。

太陽の低い、冬のある日、光の道筋が室内に現れました。
この「光の道筋」、近隣住宅との正確な離隔寸法があった分けではないので、「恐らく」までしか検証ができませんでした。でも、ここまでハッキリと見られると....本当に天気のよい、冬の午前中でした。


南面の大きな窓は、存分な採光が得られますが、反面、厚い寒いも顕著化して、居住性は落ちるケースが多いです。


南面の窓のサイズを、あえて限定して、小さい窓を展開することで、「明るい、居心地のよい空間」ができました。


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