薄暗い部屋だから「心地よい」?
半地下の寝室。「光あふれる部屋」は、とてもつくれる状況ではありませんでした。
中途半端に薄明るい部屋なら、いっそのこともっと暗くして、ホテルの寝室のように、大人が落ち着いて くつろぐ部屋にしようと・・・
グレー色のクロスは、工務店さんも「本当にこれでいいんですか!?こんなの住宅に使ったことない...」と困惑気味。でも、「う~ん貼ってみると、ナカナカいい色ですねぇ」と楽しみながら貼ってくれていました。
湿気対策に、1面の壁(写真奥)にはINAXのエコカラットを採用。湿気を吸って吐く「調湿機能」があるモザイクタイルで、機能+意匠的にもこの部屋にうってつけです。
家族が居る部屋は「光あふれる」部屋であって欲しいと思います。
でも、夜遅くに帰ってきて、寝るだけなら雰囲気がよくてリラックスできるほうが、むしろ良いのでは?
暗い部屋を、素材と照明の演出で、雰囲気よくもっと暗く!という逆転の発想からできた空間です。
発想の転換は、建築士の腕の見せどころ!と自負しております(^_^)。
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