コンクリート打ち放しはサムイ・・・・
地下階への階段。壁はコンクリート打ち放し。
設計は打ち放しでなく、断熱材を吹き、ボードにクロスを貼る予定でした。
その為、階段幅は70cm。構造上、上階の木造部分に比べ、コンクリートは壁厚が10cm程度厚くなっていました。
狭いです・・・。この家では比較的行き来の少ない部分とはいえ、70cmはやっぱり狭い。
狭小住宅ですのでどこの寸法もギリギリ。階段なんだから、仕上げなんぞやめてしまえ!断熱材もいらん!と、コンクリートが施工された段階で決断し、5cm拡張。
コンクリートでも断熱しないと厚い・寒いが顕著になり、1日の温度差も大きくなるのは 分かっていましたが、居住空間ではないので実験ぢゃぁ~となりました。
入居したのは春。その時点で、この階段と2階の子供部屋の温度差は2~3℃ありました。
夏は、他室よりちょい涼しめで、居心地がいいくらいでした。
そして、この冬。ん~やっぱり冷える。まぁ、予定通りと言えば、その通り。
いずれにしても、冬季は地下階に日射(熱線)は殆ど期待できなかったので、地下階自体が冷えているも一理あります。
居住空間ではないので、致命傷にはなっていません。むしろ、お気に入りの絵を飾る ギャラリーとして楽しんでします。他階が、明るく・楽しい住まいなので、ちょっと大人っぽい雰囲気もいいです。
今まで、打ち放しの住宅も設計しましたが、外壁の内側面には断熱材を吹いていたのは、間違っていなかったと実感しています。
コンクリート打ち放しの持つ、力強いイメージはナカナカ味わいはありますが、廊下・階段くらいで楽しむのがいいですね・・・
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