伊那食品工業 代表取締役会長 塚越 寛氏著
「いい会社とは何か」題名につられて。。。。。
急成長したサクセスストーリーばかりを安易にもてはやす風潮がありますが、急成長を戒める著者の姿勢に大いに考えさせられました。
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「急成長をしないことも社会貢献」
基本的な考え方として、会社をただひたすら成長させることを善とすることは、間違ったことです。
必ずしも、成長イコール善ではありません。
とくに急激な成長は、いろいろなことにしわよせを起こしやすいものです。
企業の成長率は、企業の年齢は業界の状況などによって異なり、一定の理想的な数字はありません。
ただし、会社の成長と社員の成長とが連動していることが肝心です。
社員の能力や会社の体制が整わないまま急に多きなって、あげくのはてには急降下する会社が、いかに多いことでしょう。急成長と急降下、どちらもあってはならないことです。
また、二酸化炭素の削減が大きな課題になっているこんにち、むやみな急成長は環境問題としても望ましくないことです。「急成長をしないことも社会貢献」という理由がここにあるのです。
大切なのはその会社にとっての「最適成長率」を見きわめることです。
会社の業種や規模、歴史や時代背景、マーケットの変化をはじめ、地球環境、かかわる人々の幸せ、人に迷惑をかけないことといった視点まで含めて、総合的に判断して決める必要があります。
それが経営者の仕事であり、この決める力が経営力です。
安定した成長を長くつづけることこそ、価値があるのではないでしょうか。
最適な状況を維持・継続して、小さくてもキラリと光る企業を永続させていけたら、最高です。
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とても羨ましくも感じる経営論に若干の違和感を感じつつも、これを実践する会社とは「究極の理想の会社」とも思う。
塚越会長の講演もある様子。一度、生の声を聞いてみたくなった。。。。
応援ありがとうございます。ぽちっと。。。m(_ _)m
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