2026/07/17

動物病院の経営は「メンテナンス性」で差が出る

こんにちは。アトリエアイズ代表・管理建築士の今井博康です。
前回は、「設計でリピート率は変わるのか」というテーマで、空間と体験の関係について書いてきました。

今回はもう少し現実的な視点から、「メンテナンス性」について考えてみたいと思います。

動物病院のデザイン

動物病院という場所は、日々使い続けられていく空間です。診療が始まれば、人と動物が行き交い、水や薬品を使い、さまざまな汚れが発生します。当然のことながら、掃除やメンテナンスは欠かせません。ただ、その「手間」は、設計によって大きく変わることがあります。

例えば、ほんの少しの納まりの違い。床と壁の取り合い。設備まわりの隙間。手が入りにくい場所。そうした部分は、図面の上では問題なく見えても、実際の運用の中では、掃除のしやすさに大きく影響します。

あるいは、素材の選び方。見た目はきれいでも、汚れが付きやすい。傷がつきやすい、水や薬品に弱い──そうした素材は、時間とともに劣化が目立ち、結果として手入れの手間を増やしてしまうことがあります。


こうしたことは、一つひとつは小さな差です。ただ、それが毎日積み重なると、確実に負担として残っていきます。少し掃除しにくい。少し汚れが落ちにくい。少し気を遣う。その「少し」が積み重なることで、日々のストレスになっていく。実際にはとても大きな差になります。


そしてもうひとつ重要なのは、その状態が空間の印象にも影響する、ということです。

どれだけ設計時にきれいにつくられていても、使われていく中で、汚れや劣化が目立ってくると、清潔感や安心感は少しずつ損なわれていきます。つまり、メンテナンス性は、単に手間やコストの問題ではなく、結果として“印象”にも関わってくるものです。

動物病院は、安心して通い続ける場所です。そのためには、無理なくきれいな状態を保てること。それが、とても大切になります。設計は、完成した瞬間だけでなく、その後の使われ方の中で評価されていくものです。


日々の手間が少しでも軽くなること。

長く使っても印象が変わらないこと。


そうした視点もまた、設計に求められている役割のひとつだと感じています。


次回は、「動物病院の空間イメージは「素材と照明」で決まる」というテーマで、
空間の印象を大きく左右する要素について考えてみたいと思います。

>>>第8回「動物病院の空間イメージは「素材と照明」で決まる」

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『リピート率100%・かながわオンリーワンの設計事務所』
一級建築士事務所(有)アトリエアイズは、神奈川県でオンリーワンの建築士事務所
川崎市・横浜市・鎌倉市に拠点があり、多彩な実績と専門性で、日々の暮らしとまちづくりを支えています。

地域密着でありながら、広域展開の実績も豊富な実績があり
古:文化財古民家再生継承~今:ヒアリング×クリエイティブ~未来:持続可能・環境配慮設計に取組んでいます

❶ 多彩な実績:2坪の店舗から13,000㎡を超える大型複合施設設計
❷ 多才な専門性:商業・店舗・福祉・住宅系・公共施設・文化財古民家再生等からCI・店舗ロゴまで
❸ 多細な風土アプローチ:日本各地(20都府県以上)、風土地域を読み解く創作
❹ 多采な貢献:持続可能性建築、地域域貢献イベント主催等、多様なSDGs・CSRの取組み
❺ 多咲なスキル・メソッド:カラーセラピー・木育・福祉コーディネート・文化財ドクター

2坪のインテリアデザインから13,000㎡を超える大型プロジェクト

ジャンル用途は、テナントビル・物販・飲食・美容・ジム・アミューズメント・オフィス・保育園・老人ホーム・学校・公共施設・住宅・文化財古民家再生ほか多数

鉄筋コンクリート造・鉄骨造・在来木造・耐火木造、幅広い構造の選択肢
青森・秋田・岩手・山形・宮城・新潟・茨木・埼玉・東京・千葉・神奈川・長野・富山・石川・大阪・兵庫・岡山
様々な規模・多くの用途・実績エリアの広さ等、他の設計事務所にはない、多様な実績があります

持続可能・環境配慮設計にもいち早く、川崎SDGsゴールドパートナーは建築設計事務所では初期の登録
「木育」をテーマとした地域貢献イベント主催、他事務所にはないSDGs・CSR活動も積極的に取組んでいます

加えて、スタッフ全員カラーセラピスト
そしてそれぞれ、木育インストラクター・福祉住環境コーディネーター・ヘリテージマネージャー・神奈川県文化財ドクター等の資格を保有

クライアント・地域・利用者・居住者に寄り添うスキルとメソッドがあります

時を つなげる×いろどる 建築

古に学び × 今の想いを込めて × 未来を彩る
徹底したコンプライアンスによる
安心のコミュニケーション建築をデザイン
笑顔の日々を創造します 

クライアント・リピート率100%の一級建築士事務所(有)アトリエアイズ
携わったプロジェクトは250件を超えました(23.9現在)


#アトリエアイズ
#japanesearchitecture #japanesearchitect #japaneseinteriordesign #japaneseinteriordesigner #architecture
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2026/07/10

動物病院の設計でリピート率は変わるのか

こんにちは。アトリエアイズ代表・管理建築士の今井博康です。

ここまで、動物病院の設計について、外観や空間の印象、そして他分野のノウハウという視点から書いてきました。今回は少し踏み込んで、「設計でリピート率は変わるのか」というテーマについて考えてみたいと思います。

まず結論から言うと、設計だけでリピート率が決まることはありません。動物病院において最も重要なのは、やはり診療の質であり、信頼関係です。これは間違いのない前提です。

ただ、その一方で、「またここに来よう」と思うかどうかに、空間も大きく関わっているのです。


例えば──初めて訪れた動物病院。診療が終わり、外に出たときに、なんとなく安心した気持ちが残っている。あるいは、待っている時間が、思っていたほど苦ではなかった。そうした体験は、言葉にされることはあまりありません。ただ、確実にイメージ記憶として残ります。

そして次に、また動物病院を探すとき、人は無意識に、その記憶を手がかりにします。「あそこは、なんとなく良かった」。この感覚が、次の選択につながっていく。設計がリピート率を上げるのは、「もう一度選ばれる理由を、しっかり積み重ねている」からです。


動物病院は、一度きりではなく、長く関わっていく場所です。予防接種や定期的な診察。ちょっとした不安があったときの相談。そうした日常の中で、何度も訪れる場所になります。だからこそ、その時間がどのように感じられるかは、とても大きい。


落ち着いて待てるか。

スタッフと自然に会話ができるか。

動物が過度に緊張しないか。


そうした体験の積み重ねが、「ここに通おう」という感覚につながっていく。設計は、診療そのものではありません。ただ、その時間を整えることで、関係性を支えている。

「また来たいと思えるか」その感覚に、どれだけ寄与できるか。

そこに、設計の役割があるように感じています。



そして、毎日の診療の中で、掃除やメンテナンスにかかる手間。少しずつ積み重なっていく汚れや劣化──次回はそんな課題を深堀します。「動物病院設計はメンテナンス性で差が出る」というテーマで、日々の使いやすさや、維持のしやすさという視点から、もう少し現実的な部分を整理してみたいと思います。

>>>第7回「動物病院の経営は「メンテナンス性」で差が出る」


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『リピート率100%・かながわオンリーワンの設計事務所』
一級建築士事務所(有)アトリエアイズは、神奈川県でオンリーワンの建築士事務所
川崎市・横浜市・鎌倉市に拠点があり、多彩な実績と専門性で、日々の暮らしとまちづくりを支えています。

地域密着でありながら、広域展開の実績も豊富な実績があり
古:文化財古民家再生継承~今:ヒアリング×クリエイティブ~未来:持続可能・環境配慮設計に取組んでいます

❶ 多彩な実績:2坪の店舗から13,000㎡を超える大型複合施設設計
❷ 多才な専門性:商業・店舗・福祉・住宅系・公共施設・文化財古民家再生等からCI・店舗ロゴまで
❸ 多細な風土アプローチ:日本各地(20都府県以上)、風土地域を読み解く創作
❹ 多采な貢献:持続可能性建築、地域域貢献イベント主催等、多様なSDGs・CSRの取組み
❺ 多咲なスキル・メソッド:カラーセラピー・木育・福祉コーディネート・文化財ドクター

2坪のインテリアデザインから13,000㎡を超える大型プロジェクト

ジャンル用途は、テナントビル・物販・飲食・美容・ジム・アミューズメント・オフィス・保育園・老人ホーム・学校・公共施設・住宅・文化財古民家再生ほか多数

鉄筋コンクリート造・鉄骨造・在来木造・耐火木造、幅広い構造の選択肢
青森・秋田・岩手・山形・宮城・新潟・茨木・埼玉・東京・千葉・神奈川・長野・富山・石川・大阪・兵庫・岡山
様々な規模・多くの用途・実績エリアの広さ等、他の設計事務所にはない、多様な実績があります

持続可能・環境配慮設計にもいち早く、川崎SDGsゴールドパートナーは建築設計事務所では初期の登録
「木育」をテーマとした地域貢献イベント主催、他事務所にはないSDGs・CSR活動も積極的に取組んでいます

加えて、スタッフ全員カラーセラピスト
そしてそれぞれ、木育インストラクター・福祉住環境コーディネーター・ヘリテージマネージャー・神奈川県文化財ドクター等の資格を保有

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時を つなげる×いろどる 建築

古に学び × 今の想いを込めて × 未来を彩る
徹底したコンプライアンスによる
安心のコミュニケーション建築をデザイン
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クライアント・リピート率100%の一級建築士事務所(有)アトリエアイズ
携わったプロジェクトは250件を超えました(23.9現在)


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2026/07/03

動物病院設計でよくある3つの間違い

こんにちは。アトリエアイズ代表・管理建築士の今井博康です。

ここまで、動物病院の設計について、外観や空間の印象、そして他分野のノウハウという視点から書いてきました。今回は少し視点を変えて、設計の現場で感じる「よくある間違い」について、整理してみたいと思います。

もちろん、どれも間違い、というよりは、多くの方が自然に選びやすい考え方です。ただ、その積み重ねが、結果として「選ばれにくい空間」になってしまうこともある。

そんな視点で、3つほど挙げてみます。

動物病院のデザイン


 ①「白い空間=清潔」と考えてしまう

動物病院において、清潔感はとても重要です。そのため、白を基調とした空間にする、という考え方は自然な流れです。ただ、白だけで構成された空間は、少し冷たく、緊張感のある印象になりやすい。特に、不安を抱えて訪れる場所においては、その印象が強く出てしまうことがあります。

清潔であることと、安心できることは、必ずしも同じではありません。ほんの少し素材に温かみを加える。光をやわらかくする。それだけでも、受け取られ方は大きく変わります。


 ②「機能が先で、安心が後回しになってしまう」

診療のしやすさや、動線の効率。これらは当然、とても重要な要素です。ただ、それだけを優先してしまうと、来院する側の体験が置き去りになることがあります。例えば、待合の配置や距離感。動物同士の距離が近すぎて落ち着かない。

視線が交錯してしまう。落ち着ける場所がない。機能としては成立していても、「また来たい」と思える空間にはなっていない。そうしたケースは少なくありません。


 ③「他と同じ」とまとめてしまう

設計の打合せの中で、「普通で」「これと同じように」という言葉をいただくことがあります。これは、とても自然な感覚だと思います。ただ今は、その普通が、結果として埋もれてしまう時代でもあります。特別に目立つ必要はありません。ただ、その場所らしさや、大切にしている考え方が、少しでも感じられるかどうか。それだけで、印象は大きく変わります。


「少しだけ視点を変えること」

今回挙げた3つは、どれも特別なことではありません。むしろ、多くの方が選びやすい考え方です。ただ、ほんの少しだけ視点を変えることで、空間のあり方は大きく変わります。

清潔さの中に、やわらかさを。

機能の中に、体験を。

普通の中に、その場所らしさを。

その積み重ねが、結果として「選ばれる動物病院」につながっていくのだと思います。


次回は、「設計でリピート率は変わるのか」というテーマで、もう少し踏み込んで考えてみたいと思います。空間と経営の関係について、少し現実的な視点で整理してみます。


>>>第6回「設計でリピート率は変わるのか」

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『リピート率100%・かながわオンリーワンの設計事務所』
一級建築士事務所(有)アトリエアイズは、神奈川県でオンリーワンの建築士事務所
川崎市・横浜市・鎌倉市に拠点があり、多彩な実績と専門性で、日々の暮らしとまちづくりを支えています。

地域密着でありながら、広域展開の実績も豊富な実績があり
古:文化財古民家再生継承~今:ヒアリング×クリエイティブ~未来:持続可能・環境配慮設計に取組んでいます

❶ 多彩な実績:2坪の店舗から13,000㎡を超える大型複合施設設計
❷ 多才な専門性:商業・店舗・福祉・住宅系・公共施設・文化財古民家再生等からCI・店舗ロゴまで
❸ 多細な風土アプローチ:日本各地(20都府県以上)、風土地域を読み解く創作
❹ 多采な貢献:持続可能性建築、地域域貢献イベント主催等、多様なSDGs・CSRの取組み
❺ 多咲なスキル・メソッド:カラーセラピー・木育・福祉コーディネート・文化財ドクター

2坪のインテリアデザインから13,000㎡を超える大型プロジェクト

ジャンル用途は、テナントビル・物販・飲食・美容・ジム・アミューズメント・オフィス・保育園・老人ホーム・学校・公共施設・住宅・文化財古民家再生ほか多数

鉄筋コンクリート造・鉄骨造・在来木造・耐火木造、幅広い構造の選択肢
青森・秋田・岩手・山形・宮城・新潟・茨木・埼玉・東京・千葉・神奈川・長野・富山・石川・大阪・兵庫・岡山
様々な規模・多くの用途・実績エリアの広さ等、他の設計事務所にはない、多様な実績があります

持続可能・環境配慮設計にもいち早く、川崎SDGsゴールドパートナーは建築設計事務所では初期の登録
「木育」をテーマとした地域貢献イベント主催、他事務所にはないSDGs・CSR活動も積極的に取組んでいます

加えて、スタッフ全員カラーセラピスト
そしてそれぞれ、木育インストラクター・福祉住環境コーディネーター・ヘリテージマネージャー・神奈川県文化財ドクター等の資格を保有

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古に学び × 今の想いを込めて × 未来を彩る
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携わったプロジェクトは250件を超えました(23.9現在)


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