2020/01/08

フラット




私の仕事をするうえでの関わるメンバーは
「違いが面白い人」が多いと思っています。

そもそも、建築は多岐にわたる専門性をもったメンバーが集まって
出来上がるものであるので、技術的な部分は、当然得意分野が違う。

得意分野が違えば、違った考え・間隔・仕事のやりかたがあって当然。
価値観も他者であれば、全て同じではなく、
むしろそれらの違いが「化学反応」を起こし、
面白いアプローチ、面白い結果、面白いカタチ・空間になる。

もちろん、目的・目標があまりにも違うと、
「自己満足の承認欲求」という害でしかないケースはあり得ます。
しかし、それぞれが「達成欲求」を持っていないと「化学反応」は起きません。

そんな「違いが面白い人」がアイズのチームには揃っています。






2020/01/01

新春


あけましておめでとうございます。

令和初めてのお正月。新しい時代の始まり。
新しい時代を一歩づつ、階段を一段一段と・・・・


そこで年越しから、改めて「建築設計事務所のビジネス・モデル」を考えてみていますが・・・


建築設計事務所業界の天望は・・・

経済成長とバブルで散々とっちらかされ、右肩下がりというか、もう何もない絶望的なマーケット・・・

なのに、今だに有象無象ひしめく真紅深紅なレッドオーシャン・・・

大多数はAIに代替わりするであろう、製品・工業化された大手設計事務所・ハウスメーカーの建築士設計業務・・・

それは他人事として、危機感を抱かず、プライドはあるけど、実は安価な業務に追われ疲弊する、中小建築士事務所・・・

ほとんど下請け業務で、中途半端に広いノウハウはあるが、責任を取る立場はとらず、お気楽で建築オタクなだけな零細建築士事務所・・・

相対数が減っているのに、会員増加を謳いながら、名誉を求めることしかせず、実は足を引っ張りあい、未来を天望できない業界団体・・・

未来の見えない無責任な「やりがい」だけを振りかざし、次世代を作ろうというノー天気な育成・教育・・・

いやいやいや、笑えるくらいに希望的な要因がない我業界、私の立ち位置(T_T)



その中で、選択肢はおそらく2つ。

一つは・・・撤退。

もう一つは・・・ミネバにだした一杯のコーヒーがつくる「微笑みがつなぐ」的なやつ!


リアルで何某かに繋がるカタチを、コツコツ創っていくしかないんだなと、改めて令和に思います。

新しい時代を一歩一歩、一段一段・・・・・・



本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


令和二年 元旦

有限会社 アトリエ アイズ 今井博康

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2019/12/27

暮れ

2019年も暮れてゆきますね。

年の瀬に腎臓疾患再発で、関係各位にはご迷惑おかけし大変失礼いたしました。また、併せてご心配ご助力いただき本当にありがとうございました。

今年・・・というより、一昨年よりつづく怒濤の忙しさでした。遠方福島でのお仕事や、地元川崎市の公共施設設計のお仕事など。
公共施設案件を受託するため、入札登録をしてから三年目が昨年。少しずつ指名も増え、三年生…四年生としては、少々出来すぎなほどでした。

持病再発については、ワーカホリック、働きすぎであることは否めませんが、数年前に切り替えた新しい投薬が候をそうし、安定期が長くなった分、再発が予期しずらかった反省があります。
ただ、何事も学習、新しいケースもだいたい分かりましたので、今後の対処は随分とよいタイミングを狙えるようになると思います。

あと・・・働きすぎを反省すると同時に、移転先の地元神社と身代わり不動尊へのご挨拶が薄かったことも大いに反省し、改善の報告とお礼参りをいたしました。

今年のゆく年くる年は穏やかに過ごす予定です。

皆様におかれましても、よいお年をお迎えくださるようお祈りいたします。


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2019/12/17

動機付け


建築デザインにおいて、

動機付けとは
→人のここがうごく
→行動・導線の展開 とすると、

ある用途を設計しようしたとき、

偏った用途の設計ノウハウの羅列→狭義な情報「提供」
様々な用途の設計ノウハウの展開→膨大な情報「処理」

となります。

前回ブログの
『人を動機付ける情報提供の工夫は、一義的な設計計画に加え、二義的な配慮が効果的で、訴求力があります。
・サイン計画が楽しくかつ明確にデザイン
・分かりにくさを興味探求に転換した導線の連続』は、利用者への訴求効果についての関係性を、

偏った用途の設計ノウハウ:画一的記号添付
様々な用途の設計ノウハウ:多彩なデザイン展開

と捉えることができ、選択肢の多彩さは、利用者への興味誘因につながるです。

つまり、専門的ノウハウに加え、それ意外の経験値を付加・展開すると、単位空間を有効活用し、魅力的な建築デザインにつながると言えます。

オンとオフ


オンとオフ

仕事と休み

そういう関係性だと思っていました。
正確にはそれを「世の中的な常識」と捉えていたほうが近いかもしれません。

その関係性、違いますね。

持病再発の背景には、身体の休息よりは、仕事優先で体力をつかっていたと、思われる節はありました。しかし、意識の休息となると・・・休みをとりたいと思う疲労感・倦怠感は、気持ちはあまりありませんでした。

仕事が楽しいワーカホリックであることを差し引いても、建築士・建築デザインという仕事柄、どこにいっても、なにをやっても、なんだかんだ「仕事=ものづくり・イメージづくり」にはつながってしまう・・・

オンとオフ の時間は

アウトプットとインプット の時間

オフ=休み→完全な仕事との離隔には、なかなかなりません。

一時期、「オフ」にはスケッチを描いていました。好きな旧車を、好きなお絵描きで戯れる。そんな感じで始めました。
しばらくして、夢中になっているとスケッチの最中に「絵を描く行為以外の意識が飛ぶ」感覚を覚えました。
これが「無心」と思える程、対象以外の意識がありません。それはとても心地よく、雑然とした日常から離れている感覚でした。

自分はその感覚を「日常から離れる=オフ」と捉えていました。
仕事のお休みにしていた、スケッチでしたし。

しかし、しばらくして、その「無心」の時間を迎えるには、それなりのエネルギーがいることに気がつきました。休むつもりが、休めない。しかも、単純に「楽しむ」から、無心を「求める」ようにもなり、だんだんと、そこに至る経緯⇒スケッチ、が重たくなってきました。

いくら休みといっても、何事も脱力のままでは、何もできない。
やっぱり「オフ」は、「オン」でもあったのです。

オンオフは、結局「向き合い方」。

仕事と休みの関係性ではないですよね。



2019/12/10

投薬

本番です😸😸😸

腎臓疾患との付き合いは、ちょうど10年になります。
発症の明確な原因はよく分からないそうですが、ストレスかなぁと言われました。
再発となると、毎回その頃を思い返し、明るい気持ちにはならないので、やっぱりストレスなのでしょう😁😁

ただ、今は、そのストレスの原因となっていた仕事が、楽しくてしょうがないです。出来ればずっと仕事をしていたいです。

当時も仕事は嫌いではありませんでしたが、一部では不毛な戦いをしていたようなイメージがありました。

まぁ再発も、楽しい仕事のやり過ぎ感は否めませんので、それはそれで問題なのですが😅

最近、受注する設計のフィールドが、それこそ10年前とは違う用途・施設へシフトしてきました。
シフトせざるを得ない景気状況もあったと同時に、時代の変化に対応できた、できる武器を持てていて、変化へ繋がるご縁がいただけたこと、大変ありがたいです。

入院しますと引きこもりになりますので、色々考えます。しかし、10年前とは心持ちがとても穏やかです。
今現在、お付き合いいただいている方々に、恵まれました。
諸般ご心配をいただき、ありがとうございます🙏
ご迷惑おかけしてすみません!🙏🙏🙏

年明けには、落ち着くんで⛳行きたいッす!
あっ、一応⛳は私には仕事です😸😸😸
で、仕事が趣味です😁😁😁

2019/12/09

ホッパーでも、ノマドでも、出張でもない3日目の朝。某大学病院から見る朝日です。

ネフローゼ症候群で入院したのは2010年1月。腎臓疾患で水分が体内から排出できず、身体が浮腫み歩行困難なほど太ももが膨らんでいました。1ヶ月後の退院時には17kg体重が減っていましので、そのまま17kg分の水が身体に溜まっていたようです。
発病の原因は医学では明確になっておらず、いわゆる「ストレス」からかなぁということでした。

確かに、当時、難しいクライアントの仕事に関わるようになり、連日5~6時間の打合せは深夜に及び、結局トップ不在で決定は先送りな不毛な時間を繰り返す。でも回りのモチベーションだけは異様に高い、そんなプロジェクトをこなしていました。

加えて、今で言う、意識高い系の朝活コミュニティに加わり役員等もやっていました。経営者の集まりで、信頼関係を前提に協働や相互営業を促進する場でしたが、まぁまぁ実績の作れない集まり。
20名ほどいましたが、私ともう一人で会の売上95%をあげるという、パレートの法則すら当てはまらない朝活でした。
当然そのようなコミュニティは、去勢の張り合いになります。皆さん肩書きは経営者ですから、まぁまぁ勢いだけはすごいこと。

そして、ここまで苦労した気になっているのに、退院後、半年位はなんとか状況改善をしようとしますが、うまくいくはずもありません。

ここまでの文脈的には、まさにフロイト心理学のトラウマを地でいっている感じです。

このあとアドラー心理学に目覚めて・・・ということは別段ありませんでしたが、これ以降は、「自分の大事な人」「自分を大事にしてくれる人」とのお付き合いを最優先するようになりました。

人とのお付き合いも、まさに「選択と集中」ですね。

それからネフローゼは、再発を4回繰り返し、2016年特定難病指定になりました。その為、研究中の治療に入るのですが、私にはあっていたようで随分と落ち着いて、普通の生活をさせてもらえていました。

入院は2010でしたが、症状は2009からありましたので、それからちょうど10年。
再発で入院とはなりましたが、心持ちは随分穏やかです。

再発の時期は予見できませんでしたので、周囲には急展開な印象でご迷惑をおかけしてしまいました。
しかし、そのような状況でも大多数の方がフォローをかって出てくださりました。仕事仲間ばかりでなく、取引先担当も含め。たいへん、ありがたいことです。

私もこれから某か御返ししていかなければなりません。

という朝です。

#ネフローゼ #ネフローゼ再発 

2016/01/13

新年明けましてバタバタ



新年、明けましてサイトを少しリニューアルしました。


その際、サーバに不具合が生じメールが機能していませんでした。
現在は復旧しております。大変失礼しました。

リニューアルサイトに付きましては、
コンテンツの絞り込み、AIZの実績・強みを
より分かりやすく構成し直しております。

少々、バタバタなスタートとなりましたが、
「粘り強さ」で、本年も対応していきたいと存じます。

本年も宜しくお願い致します。


そのサイトご覧くださいませ。
AIZサイト・・・・www.a-iz.co.jp


2015/09/18

夏の記憶 その8 庭園美術館再訪

前回、休日で撮影禁止でしたので、撮影可の平日に今一度観覧に。
実際、今夏で最も印象深い展覧会でありました。
期間はシルバーウィークいっぱいまで。





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2015/09/17

夏の記憶 その7 ここはだれの場所?

渋谷→目黒→清澄白河・現代美術館・「オスカー・ニーマイヤー展」でさらに・・・

おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」。
ヨーガン レール/はじまるよ、びじゅつかん(おかざき乾じろ 策)/会田家(会田誠、岡田裕子、会田寅次郎)/アルフレド&イザベル・アキリザン。





これが、かなり「クール」でありました。

「ゴミ」が一見それとは分からない「キレイなモノ」に。
親子連れには面白い体験が出来るアートであります。

こちらはワクワク・ドキドキして、考えさせられたりいたします。

親が引きずりまわすスケジュールのはずでしたが、
結果的に、子供にも引張られ、刺激的な展覧会巡りとなりました。


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2015/09/15

夏の記憶 その6 オスカー・ニーマイヤー展



渋谷→目黒→清澄白河・現代美術館へ。
目的はブラジルの建築家、「オスカー・ニーマイヤー展」でした。
こちらも大巨匠で、展覧会のキュレーターがSANAA。
「空間の見せ方」がダイナミックで、こいうことが「クールな空間」と言うのでしょう。

子連れで展覧会巡りでしたので、この辺りで打ち止め予定でありました。
ですが、根が欲張りな娘にせがまれて、もう一つその場で追加・・・

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2015/09/12

夏の記憶 その5 庭園美術館


目黒美術館「村野藤吾の建築-模型が語る豊饒な世界」のあと、
JR挟んで反対側、東京都庭園美術館「アールデコ展」へ。

東京都庭園美術館は、朝香宮鳩彦王の邸宅でした
これまでも、その空間を活かした展覧会が数多く開催されていましたが、
ここ数年、く改修工事で休館。昨年末、リニューアルオープンおりました。

久しぶりの来館で、ミラーレス一眼、この日はここの為に持って行きましたが・・・
残念ながら、土日は内部撮影禁止。

展覧会は堪能した分、記録写真が無いのが悔やまれてならず、
後、平日に再訪する事になりました。


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2015/09/07

夏の記憶 その4 細田守展



今夏のヒット映画「バケモノの子」。
渋谷では8月末で終わってしまいましたが、その展覧会「バケモノの子展」、
映画の世界を現実に再現や、ゲーム形式の世界観体験など
写真OKポイントが多く、SNS拡散効果も狙った、
今風の「楽しい展覧会」でありました。

子供にせがまれての来場ではありましたが、
本々、細田守氏の作品に見事にハマっまっていたのは、「親」の方であります。
切欠は2009年作の「サマーウォーズ」。



サマーウォーズ」はサイバーテロの話。
しかしその映像は「明るくポップに」「暴力的なシーンはソフト」
登場人物は「普通の人」「大家族」で、やさしさいっぱいなストーリー。

「暗い近未来」「ド派手な爆発」や「固唾をのむ陰痛な心理戦」のような
これまでのテロリスト映画の定番は殆どありません。

「時代はこうやって変わって行くんだな~」と感じ入った映画。

そして、2015年。
『バケモノの子』動員400万人突破 細田監督作品最大のヒット
だそうです。




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2015/09/03

夏の記憶 その3 村野籐吾展覧会


目黒美術館で開催中の「村野籐吾の建築ー模型が語る豊饒な世界
9/13までだそうです。
写真は「日生劇場」。全80を超える模型の展示は圧巻でありました。

巨匠の建築は、やはり相当数現存していないようで、寂しい限りです。
そうなると、模型ででも立体で記録するのは「学問」として重要なことであります。

ただ「学問」的な立位置から、建築業界がなかなか離れない状況も、寂しい気がします。

「そこに在る」建築・空間を、もっともっと「体感」して、楽しんで頂きたく思います。

その「時の価値」が共有が、「そのモノの価値」の認識に繋がり、
スクラップ以外の建築資産活用論も、より活性化されるようにななるのでないでしょうか。


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