明るさはこれまで、照度「ルクス lx」という単位で数値化されていました。
天井に照明がついていて、そこから発せられる光を受ける「面」の明るさ。
「床面照度で・・・lx」「机上面照度・・・lx」という、言い方をしていました。
このルクスは「面」だけで捉える2次元の単位なので、当然3次元である空間での「実際の明るさ感」を表現できていません。
単純に数値化できないの分、「経験値・取り組み方」のデザイナー個人差が一番出るのが「照明計画」と言われてもいます。
そこで、最近パナソニックが提唱している新しい単位「フー Feu」が業界で注目集めています。
上図、左がフーの捉え方、右が従来のルクスの捉え方。
より3次元に近づいた感覚。
実際ままあるのが「思ったより、明るかったor暗かったけど、照度は・・・」という声や、未だに「蛍光灯なら明るい」という誤解。
いづれにしても「明るさ感」は、「個別の感覚」がまったく異なり、そこからミスマッチが生じる。
口では伝えきれないし、CGでもまだまだ・・・。
フーでもまだ「実際の感覚」には事足りないけれど、これらの指標の一つにはなるでしょう。
とは言え、「10フーでどのくらいの感覚」という、「感覚の経験値」はやっぱり重要だ。。。
パナソニックの解説・・・
空間の明るさ感指標[Feu]Feuは、フランス語で「火・炎」という意味だそうです。
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