2011/03/11

LEDよりも大事にしたいFeu その2



床面など「面」で明るさを捉える単位が、これまで使われてきたルクス(lx)。
パナソニックが提唱しているのが、それを3次元で捉えた新しい明るさの単位フー(Fue)。

左がルクスが明るくてフーが暗い、右がルクスが暗くてフーが明るいシュミレーションの実例。
明るさ感は、2次元でなく3次元での指標でないと捉えづらいという実例。
上図はパナソニックのサイトから拝借しましたが・・・分かりやすいですね(^_^;)。

ただ、ここで注意が必要なのが「光の用途」。

実際の照明設計では、先の例どちらが「正解」という分けではないのです。
例えば「本を読む」使い方を大事に考えると、手元が明るい左の方が「正解」だったりします。
いくら廻りが明るくても、「活字を読む」などの作業では「手元面が明るい」ことが大事です。
そうなるといくら効率よくFue値を上げても、使い勝手に支障が出てきます。

また、イメージ的には左が「住宅などリラックスした空間」、右が「オフィスの応接などの空間」とも見て取れます。
その空間の用途は、そのまま光の用途でもあるのです。
あえて、その逆をいく面白さはありますが・・・

照明設計にこだわるのは「ソコ」なのです。
空間のデザインを生かすか殺すかは、照明計画で決まります。


パナソニックの解説・・・空間の明るさ感指標[Feu]


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