2011/05/12

本題は部屋数ではなくて・・・その2

間仕切りがある・ないだけでなく、時間・季節・ライフステージの変化によって「空間の単位」が、住まい手によって変えられる家。
そういう設計をしていると、部屋数ありきの価値観はあまり合わない。

実際ある住宅では、私もクライアントも想定していなかった使い方をしている空間がある。設計時には、全く予定していなかった「ご主人が大学院に通う」ことになったからだ。
当初は客間として要望された部屋(空間)が、壁で区切っていなかったので、落ち着いて勉強もしたいが、引きこもりもしたくない・・・そんな「新たなライフステージ」で活用してもらえた。

日本の住宅は「部屋の用途」があいまいだった。小さな家だから・・・という事ではなく、例えば大きなお屋敷でも間仕切りは曖昧で、とてもフレキシブルだった。
それがいつのまにか、ここは食事の部屋、ここは寝る部屋、ここは客間という「決まった使い方」の、家づくりに塗り替えられてしまった。
それは売る側の理屈。数だけの価値観は「たくさん」売りやすくなる。

日本には「空間を自分・時々にあわせる」文化があった
自分の設計は、それを住まい手なりのカタチで表現することだと思っている。

つづく


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本題は部屋数ではなくて・・・その1

不動産情報等では「○LDK」の○の数字が重要視される。
規模を伝える「部屋数」で、家賃もそこから決まっていく。しかし「金額」は、本来「価値」であるはずだ。
本当の住み心地は、部屋数だけでは推し量れないが、数字だけで判断させようとするとそうなる。

不思議なのは不動産業だけでなく、注文住宅を謳うハウス・メーカーも同様のアプローチをすることだ。
数値のみが家の価値観として根強く、結果「住まい方の質」がなかなか向上していないのが、日本の家づくりの現状だろう。

例えば、家族が自然と顔を合わす間取りだとか、すっきり住むための収納の工夫(量だけでなくて)とか、家事が楽になってゆとりの時間が増えるような導線だとか、部屋数でなく「空間」で捉えると、「気持ち」がゆたかな家になる。

際立った言い方をすれば、さみしい部屋を連ねても、「住まいの質」は向上しない。帰宅して、家族がばらばらで個室にこもりきりになるような家づくりは、どんなに立派でもそこまでだろう。

住まいは、家族の暮らしを「豊かにする空間」だと考えると、部屋数で表現できる「モノ」ではないのだ。

つづく


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2011/05/11

必ず雨が降る日。

今日、神奈川で雨が降るのは、実は2ヶ月前から決まっていました・・・

なぜかと言うと・・・・

不思議なことに、自分が定期健診で聖マリに行く日は「雨」。

昨年2月に1ヶ月お世話になって、退院した日が「雨」。
それ以降、@1ヶ月検診、@2ヶ月検診で、雨が降らなかったのは、2回だけ。
去年の、おっそろしく暑かった夏の日と、前回、計画停電中に信号がついていない道を恐々運転して行った日の2回。

それ以外は全て雨。

これまで、あまり雨男と言われことはなく、こればかりはおかしなジンクスがついたようだが、そんな事を笑い話のように言えるのは、うれしいことだ。
今は、闘病ブログを書いてても・・・などと思ったりもするが、その頃はそんな気分にも当然なれず、やれる事もたいしてないので、病院食を毎回家族に写メしていた位。
こういったことは、体験してみないと「本当の大変さ」は分からないものだ。


「普通でいられる」ことは、本当にありがたい。


なんだか最近、カミングアウト的な記事が多いが・・・・

世の中、色々なことが起きているけれど、経験した者でないと「本当のトコロ」というのは分からないよね・・・という事を、お伝えしたく。このところ、チョクチョクそういう思いになる事案に遭遇しているので・・・・。

本当のトコロは、見えるところには無いのだ(*`∧´)




ちなみに、次回の雨の日は7月のある水曜日。もう薬も飲まずにすんで・・・(^_^)


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地震雲と地震予知

中越沖地震の日「地震雲」らしきものを見ていました。
前日、富山出張で、その日の朝、帰ってきた羽田の空、特徴的なカタチでしたので、今でも良く覚えています。
昼には地震があり、東京でもかなり揺れました。

「地震雲」は、これまで科学的な立証は少なかったようですが、東日本大震災の前に上空でその前兆が観測されていたそうです。
先達ての記事では、建築・土木系でなく、電気通信大学の観測が取り上げられていました。
大地震、5~6日前に「前兆」 上空の電離層乱れる 電通大の研究グループが確認」。

電通大・早川正士名誉教授の研究では、地震発生1週間程前に電離層が乱れる状態になっていたとのこと。
アマチュア無線会では、電離層が乱れると、日頃とは違う電波伝達があり、普段ない通信が出来るそうです。
そんな状態になったら「特徴的なカタチの雲・地震雲」もできる・・・そんな研究のようです。

大気と地盤との因果関係が明確になれば、地震雲は我々にも分かりやすい地震予知になるのかもしれません。




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2011/05/09

コツコツが持ち味 その2

被災地支援の活動は、思った以上にナーバスな話らしく、すっと受け入れてくれる人と、そうでない人・そうできない立場の人と両極端で、戸惑うことが多かったし、自分も戸惑わせてもいたらしく、考えこむこも多い。

あるクライアントが「こういう時に、その人の価値観がよく分かる・・・」と言っていた。まさにその通りだ。

その分、思わぬ繋がりが生まれたこともある。
これまでの知人関係や、それこそツイッター上でも。これは本当にありがたい。
その繋がりは今後とても強くなると思う。

コツコツな姿勢を、これまで以上に大事にしないと。。。。。。



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2011/05/08

コツコツが持ち味。その1


被災地への活動は、自分なりにコツコツと進めている。
上図は仮設風呂・小屋の提案書。

来週、人前で話をする機会が2回ほどある。
仕事上のプレゼンではなくて、被災地へ行ってきた時の話しを、あるNPO団体と建築士会の分会ですることになっている。
きっかけは其々ある縁だが、それぞれの会の活動内容を、自分はほとんど知らない。
なので、どんな話をしたものか悩みあぐねている。
先方の会に役に立つのか、それが復興への何かの一歩になりえるのか、、、、

結局よく分からないが、見聞きし感じ、今していることをそのまま話すしかないのだろう。
機会が増えれば、何某かのカタチにつながるだろう。コツコツと・・・


つづく・・・?(^_^;)




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【プチ菜園.2】ゴーヤのグリーン・カーテン、自家製!



自宅兼シゴト場。2階のリビングにはフルオープンのサッシがある。
狭小住宅での開放感に大きな意味を持っているが、開口部が大きいと熱貫流も大きくなる。
これまでは、夏にはテント地のヨシズを使い、日影をつくっていたが、今年はグリーンカーテンを試みることにした。
GW早々にゴーヤの苗を植えた(4/30BLOG)。
手軽に育てられるとの事だったが、1週間後にはツルも出始め、GW最終日には大慌てで手すりに網を張った。
今はちょっと御見苦しくもあるが・・・・・(^_^;)

苗木は計4本。
ゴーヤの栽培は、家族一同、節電や食育、震災への意識づけの意味もある。

夏には立派に成長し心地よい日影のリビングになり、ゴーヤ食べまくりになる予定!(^_^)。



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2011/05/07

設計のこだわりと、あるドラマ・・・・


珍しくドラマを見ている。TBSの「生まれる。」。
ある縁がきかっけだけど、今日はその話ではなく、、、、(^_^;)。

昨日は3回目。
自分の娘の「誕生」と少しかぶったので、特に印象深かった。


自分の娘は、切迫早産。予定日より2ヶ月も早かった。
生まれた時の体重は1050g。産声も小さく、まるで子猫が泣いているよう。
集中治療室に2ヶ月、退院してきた時は本当にうれしかった。
その時の苦労話はたくさんありすぎて尽きないが、本当に大変だったのは自分ではなく、カミさんとその時5歳だった息子だ。
痛みに耐えながらお腹の子を守り、入院して母がいない寂しさを息子は頑張って我慢した。

その娘は現在6歳。
元気いっぱいで、時々手がつけられないほどだ。(^_^;)
今、笑っていられるのは、とてもありがたい。

経験しないで済むならそれに越したことはないが、自分の価値観・人生観への大きな出来事ではあった。
仕事面への影響も大きく、団欒や安全への思い入れはより大きくなった。
こと住宅設計では、単純な性能の比較検討でなく、「思い入れ・思い出」を大切にして欲しいクライアントとに言っているのは、自身のそんな「思い出」があるからだ。

自分の「設計思想」の根底は、理論や効率だけではないものが基本にある。
これは他の建築士と話をしている時、違いを強く感じる。

昨今は、節電・省エネが叫ばれる。
もちろん設備も大切だけど、家は住む人の「思いありきの空間」が、やっぱり「一番」だ。



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2011/05/06

「塗装」で断熱ができる!

断熱塗料も随分と進歩した。

初めて目にしたのは、かれこれ10年以上も前になるが、それだけ経てば性能も格段にあがる。


色々種類も増えているが、シンマテリアルという会社の「キルコート」が、結構目立っている。塗料だけで熱量を90%「反射」させる。

大型の商業施設で屋根に塗装した実績はとても効果があり、空調負荷も削減された。

「熱を反射」させるので、外装は勿論、内装にも有効で、適用範囲が非常に広い。
外壁や屋根であれば、夏の暑い日射熱をはじき、内壁であれば室内の熱が外に逃げづらくなるので寒冷地などで効果が高い。


下図は非常に分かりやすい、サーモグラフィーのデータ。左の緑が塗料済み、右が未施工の状態。

この手の材料は乱立しがちだが、そろそろ淘汰が始まるだろう。



この会社ではないが「窓に塗れる断熱塗布」もある。これも、かなりの高性能のがある。
近年、ハメ殺し窓が多いので、ビル内のレストラン等でも多数採用している。

今夏は、節電が叫ばれるが、省エネ対策は以降も非常に有効だ。
適度なイニシャル・コストで、大きな効果を得る方法は、建物構造・用途等により千差万別、色々な方法がある。



省エネ建築に関するお問合せは、メール info@a-iz.co.jp へ



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2011/05/05

建築家稼業はツールが多いけど・・・これ一台で!


スマートフォン・デビューをして約一ヶ月。。。。。

これはツカエル!(^0^)

手帳に始まり、電卓、方位磁石など、カバンが軽くなったし、、、、
メールも、Gメールで今のアドレスが使えるので出先でも対応できるし、、、、、
ちょいとしたメモならエバーノートでいいし、、、、、
ノートの減りも遅くなりました。(^_^)

写真の赤い四角いのは「赤外線で距離を測定する器具」。
ビル内でのショップ・デザインなど、建物・空間を計測するのに使う道具。プロユースの自慢の一品でしたが、ガサバって・・・これもアプリで代用可能。

後は、モバイル・スイカさえ使えるようになれば!

お財布携帯機能を、ず~っと待っていたのです。
そして、震災時のツイッターの情報量・スピードの速さ・・・
それを体感したので、やっぱりスマホかなと・・・
少しフライング気味でしたが、お財布機能付きの「メディアス」に機種変更。
このGWのちょっとまとまった時間を利用して、アプリも充実化!


建築家稼業は持ち歩きツールが多いので、スマホは重宝です。


ということで、、、、、
次はフェイスブック・デビューかな・・・


注目記事
2011年の「色」は、元気が出るこんな色!
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本物にこだわるだけでは・・・・「飽き」の原理

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2011/05/04

「ベッド」が地震から身を守る!


東日本大震災は「津波と原発の震災」と言われています。
学会の報告等でも「これだけの規模でも家屋の倒壊は少なかった」という内容が多いです。
しかし、倒壊・破損した「古い家屋」が相当数ありました。

液状化問題は別ですが、近年の耐震性能の向上はみられます。
では「古いお宅」はどうすれば・・・・
建築士としては「耐震診断をして、補強をしましょう」というのが真っ当な意見ですが、コストも時間もかかります。
そこで・・・・20万円~30万円の価格帯で「地震から身を守る」装備があります。

「防災ベッド」です。

写真は鉄製のフレーム。約10トンの衝撃・荷重に耐える事ができます。
地震時、住宅の倒壊から「命を守る」シェルターになります。
住宅の耐震工事のように、大掛かりな施工は必要なく、自宅に置いて普段使用が可能。

これは、各市町村でも奨励されていて、横浜市では助成金もあります。
自宅での防災対策の一案として有効です。

参考・・・・横浜市 防災ベッド等設置推進事業について



住宅の耐震対策、ご相談ください。
アトリエ アイズ 一級建築士事務所 メールinfo@a-iz.co.jp


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2011/05/03

地盤と基礎の本当 その2 震災で見えた実情



浦安市で液状化が起きた直後のニュース。

東京ディズニーランドで「園内は大きな被害はないが、駐車場が液状化で車が埋まっている・・・」と報道されています。
これは、TDL建設時に「園内は液状化対策をして、駐車場は対策をしなかった」から。
つまり・・・・・液状化対策には有効な方法が確立されているし、対策をすべき地盤は調査結果から判断できるのです。
実際、浦安市には「液状化ハザードマップ」なるものがあったと聞きます。

では、なぜ家を建てる時に液状化対策をしないのでしょう・・・・・

TDLでの液状化対策しなった理由は「コスト」。「駐車場だから」ということで対策コストの削減がされました。これに関しては、事業計画として普通に考えられる対応。
では、住宅設計においてはどうでしょう
どこまで、コストを優先すべきなのか?。そして、液状化対策をしないことのリスクを、どこまで説明し設計・販売していたのか、大いに疑問です。

住宅程の大きさの建物は、建築基準法上、詳細な構造計算が不要です。
しかし、不要だからと言って、説明しない・対策しない理由にはなりません。そして・・・やっぱり、罰則規定もないのが現状。

マスコミからも、住宅産業界からも、一切、疑問視する声が出てきません。
残念ながら、法の「抜け穴」はそのままでしょう。それが、産業大手の理屈であり現実。
実際、地耐力の判断ができ、きちんと説明ができる建築士事務所も多くはありません。

特に「○○工法だから安心」と謳っているところは要注意。
地上部分の金物等ばかりで、地盤・基礎の話は、ほぼ間違いなくありません。その上、建築士は「工法」まかせで、間違った施工をしていても指摘する事が出来ないのが実情。


地上部分さえ耐震設計あれば安心なのか、建物は地盤と共に設計すべきなのか、、、、どちらが安心なのかは明らかです。

おわり


以前にまとめた「地盤改良についてのブログ記事」こちらも参照を。


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2011/05/02

地盤と基礎の本当 その1 業界のアブナイ現状。



アイズの住宅設計で、ハウスメーカーや他建築士事務所と「徹底的に差別化」を図っている取組の一つに「地盤・基礎の耐震化」があります。

世の中「耐震住宅」と呼ばれるのは多々ありますが、ほとんどずべてが「地上部」の対策しかしていません。
大きな木造金物や、サスペンション、ブレースといった類と言えばイメージしてもらえるのでは?。
もちろん、意味の無いことではないのですが、ここで取り上げたいのは「地上部だけの耐震」についての問題点。
これは、建築基準法の「抜け穴」が大きく関わっています。

小規模な住宅設計では、建築基準法上「構造計算」が要求されていません。
さらに、在来木造2階建ては、簡易な「壁量検討」だけで、地盤・基礎についての規制は殆ど無いのです。
だから、お客さんがイメージしやすく、訴求力の強い「大掛かりな金物」が氾濫しています。
結果、専門的で素人には分かりずらい地盤・基礎は何の対策もしないのが、住宅設計業界の現状です。

地盤の話を一番にする、メーカー・建築士事務所にお目にかかったことはあるでしょうか。
実際、無いでしょう。
基礎・地盤の専門的話をしていない・できない建築士が実は本当に多いのです。

地盤・基礎は、分かりづらいが、まさに耐震の「根底」。
分かりづらい部分をキッチリ対応するから「専門職」である意味があります。

震災での液状化は、売りたいがために、対策をせずにすませた業界の体質に問題があるのです。


つづく


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2011/05/01

GWにはシゴト場の・・・


大掃除。
先達ては、まとまった書類・図面を整理し、昨日はたまったサンプル類の整理。仕事柄どうしてもモノがたまる。
年末に大掃除はするが、年に2回掃除できれば、ずいぶん居心地がよいのだが・・・往々にして1回が通年(^_^;)。でも、今年はGWに2度目の掃除ができた。。

ゴチャゴチャした所・頭からは、ごちゃごちゃしたものしか生まれないという、経験に基づいた「持論」がある。

整頓されたきれいな空間は、気分がいい(^_^)
生産性・創造性もやっぱり格段に上がる。


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