「木造建築における地盤調査の概要」
建物を安全に建てるためには、その地盤状況を把握することから始まります。
写真は、アイズで設計した、木造住宅で行われたスウェーデン式サウンディング試験(SS試験)の実際。
SS試験は、試験機を人力で回転させながら「地盤の締まり具合」を測定する方法。
深さ5~10mくらいまで調査が可能で、一建物あたり3~5箇所試験する必要があります。
木造住宅など「軽い建物」に適したデータが得られる試験。(重い建物は鉄筋コンクリート造や、多層の建物など)
ただ「土質構成」までは調査できないので、試験機先端に付着した土や、回転時に伝わる感触で確認することになります。
敷地の地盤性状は、このような調査から採取したデータによって判断します。
メーカーや建築士等の「○○工法構造だから大丈夫」という説明には注意しましょう。
「○○工法の業者」に任せきりのという姿勢は、建築士として望ましいものではありません。
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つづく(次回は、データの見方とその対応)
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