2011/04/08

被災地で建築士が出来ること その3

→その1から読む


風呂の設置場所は、避難所の体育館ではなく車で20分ほど行った「区長さん宅」。
区長さんとは町内会長さんのような存在で、そのお宅は町内分の支援物資などを受け入れるステーションになっているとの事。

地震から4週間。大きな避難所から、だんだんと町へ戻れる人は戻るという時期になったそうです。
その為、このような「民生の避難所」にもお風呂が欲しいとの事でした。

其処に着いてみると作業着を着た人が10~12人くらい居ます。
胸には「~建設」の文字。
千葉の建設会社さんだそうで、ボランティアでこちらに来ていました。
聞いてみると、出身は半数以上が東北出身。

NGOはそんな「ボランティアのコーディネート」も仕事だそうです。
思いもよらないプロ集団の手配に、NGOの底力と、善意の広がりを、とてもうれしく思いました。



計画では3~4時間で、荷下ろし・組立が完了します。
これだけのプロが揃っていれば心強い限り。
我々関東組み(3名)は、記録や積卸・運搬などのサブに廻ります。

その4につづく→


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