関東大震災では300ガル、阪神淡路大震災では800ガル。
「ガル」は加速度の単位で、建物にかかる「瞬間的な力」の事。
地震動の加速度を表す単位で、震度同様、同じ地震でも観測地点の位置によって違う値を示します。
ガリレオ・ガリレイの頭文字。
東日本大震災、仙台市では概ね300~800ガル、しかし他市の最大数値は恐ろしい数字が出ています。
宮城県栗原市、震度7、最大2700ガル。
市内の被害状況は、全壊5棟・半壊15棟・一部損壊132棟。
日本建築学会の報告書では「比較的被害が少ない」「2700ガルという数値を記録したとは思えない」と表現されています。
全壊に到るまでには、地盤・立地・建物等複数の要因があります。
被災地へ行く道すがらを見ても「地震」の被害は多くない印象を、そのまま裏付ける学会の報告でした。
「津波・原発」の災害であることを、事あるごとに思い知らされます。
(写真は南三陸の海。本当はこんなに穏やかなのです。)
関連記事
・
地盤と基礎の本当 住宅産業のアブナイ現状
・
建築士の姿勢 デザインとは何か?
・
被災地での活動 南三陸へ
atelier Aiz WEB SITE ・・・ www.a-iz.co.jp
0 件のコメント:
コメントを投稿