それは「デザインが出来上がる過程」でも同じことが言える。
いくら出来上がったものが素晴らしくても、それを造る工程で、必要以上に労力・時間・資金がともなってしまっては、いくらユーザーが喜んだとしても、はっきり言ってそれは「駄作」だ。
しかも造る側に、伴う犠牲よりも、「デザインの評価が優先」される姿勢が全面に出ているようでは尚更だ。
震災で「価値観が変わる」という言葉を最近耳にする。
デザインにおいては、成果物は勿論、工程やデザイナーの日頃の姿勢を含めて「評価」されるようになると、私は考えている。
デザインとは何か?
表面上の評価だけない「何か」が、これからはもっと重要になるだろう。
そしてその「何か」は、人の想像力しだいだと思う。
業界単位のバッシングをしあうよりも、それぞれの「良い面」「悪い面」を「事実」として認識し、
もっともっと、「願望」「欲望」「消費活動」を素直にとらえ、それでもなお「思いやり」「貢献」「循環」を生み出すもの。
人間にとって「普遍的」であり、「現実」として受止めるべきものの中にある。
デザインはそれを「モノ」に置き換え、人に「購買」して頂くものだと、私は思う。
おわり
ちょっと、まわりくどかったかな(汗)
「仮設風呂活動」一連の中で、設計した「建築ユニット」を「作品ではない」と明言したので、その考え方を書きました。
デザインを否定したものではなく、
その「活動姿勢」まで含めて、はじめて「デザイン」が喜ばれる
という事が言いたかったのです。
まぁ、ブログで知識のお披露目もいいけど、デザインに携わる人間として「感性」で「デザイン」を語るくらいしないとね(^_^)ということでございます。
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